原材料などを工夫して酒税を抑え、価格を安くした「第3のビール」の4月の出荷量が、ビール・発泡酒類全体のうち19・4%に達した。
キリン、アサヒが相次いで第3のビールを発売し、大手4社の商品が出そろったため。構成比(シェア)は3月の8・7%から一気に2倍以上となった。
大手ビール5社(アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー、オリオン)が16日発表した出荷量の統計によると、第3のビールを含むビール・発泡酒類の総出荷量は、前年同月比で3・3%増の4677万ケース(1ケース=大瓶20本換算)だった。
ビールは4か月連続のマイナスで7・3%減となったほか、発泡酒は9か月連続マイナスの21・6%減。より低価格な第3のビールに需要を奪われる状況が続いており、構成比は3割を割った。
「第3のビール」は、サッポロビールが04年2月に「ドラフトワン」を投入。サントリーが04年6月に「スーパーブルー」で追随し、今年4月にキリンビールが「のどごし生」、アサヒビールが「新生」を発売し、大手4社が出そろった。
(2005/5/16/11:57 読売新聞 無断転載禁止)