【ニューヨーク=白川義和】キューバのグアンタナモ米軍基地で米軍取調官がイスラム教の聖典コーランをトイレに流し、冒とくしたとの米ニューズウィーク誌の報道の後、アフガニスタンやパキスタンなどで反米デモが拡大した問題で、同誌の編集者は「記事に誤りがあった」として16日発売の最新号で謝罪した。
問題の記事は米政府関係者の話に基づいていたが、この関係者は後に、疑惑の冒とく行為に関する情報は不確かで、別の資料にあったものかもしれないと述べたという。
また、イスラム社会での反米感情を懸念する米政府もこの報道を重視し、米軍が調査を進めてきたが、同誌にあるような事実を確認できないとしている。
同誌編集者は今後も調査を続けるとしたうえで、「記事に誤りがあったことを遺憾に思う」と謝罪。デモの犠牲者への弔意を表明した。
AP通信によると、デモ参加者と治安部隊の衝突でこれまでに15人が死亡、多数の負傷者が出ている。
(2005/5/16/11:24 読売新聞 無断転載禁止)