【テヘラン=緒方賢一】イラン国内で2002年に米社と合同世論調査を行いスパイ罪などで服役していた、急進改革派の政治活動家アッバス・アブディ氏が14日までに釈放された。
アブディ氏が行った調査は、テヘラン市民の対米意識を問うもので、75%が対米関係正常化に向けた話し合いを求めているとの結果を公表した。これが「敵国への機密情報提供」に当たると認定され、懲役8年の判決を受けた。
釈放の理由について、アブディ氏の弁護士は本紙に、「最高裁が9日に米国は敵国でないと判断したため」と説明した。アブディ氏は1979年にテヘランの米大使館を占拠した学生集団の一員だったが、その後、ハタミ政権を支える急進改革派幹部となった。
(2005/5/14/22:39 読売新聞 無断転載禁止)