【テヘラン=緒方賢一】イラン大統領選挙(6月17日投票)の立候補が14日締め切られた。国営放送によると、候補者は1010人で、過去最多となった。
内務省に身分証と写真を持参すれば簡単な手続きで立候補できるため、主婦や学生、失業者など政治経験も当選の見込みもない人が圧倒的多数を占める。
選挙を監督する護憲評議会が15日から候補者の資格審査、選別を行い、最終的には10人前後にまで絞り込む見通しだ。
大統領選挙には最有力候補とされるラフサンジャニ最高評議会議長、保守派からモハンマドバケル・カリバフ前警察庁長官、マフムード・アフマディネジャド・テヘラン市長、改革派ではメフディ・カルビ前国会議長、モスタファ・モイン元科学技術相らが立候補した。女性も89人が届け出た。
最も若い候補は16歳の男子高校生という。
候補者は護憲評議会の資格審査で「宗教的、政治的に傑出した人物」と認められなければ排除される。2001年の前回選挙では800人以上が届け出たが、立候補を認められたのは10人だった。同評議会が女性候補を認めた例はない。
護憲評議会はイスラムの規範を重視する保守派が支配しており、改革派の有力候補は排除されるのではないかとの見方も出ている。
(2005/5/15/00:19 読売新聞 無断転載禁止)