【北京=末続哲也】中国外務省によると、ロシア中部イルクーツクで今月11日夜、警官が中国人労働者を殴る事件があり、中国の沈国放・外務次官補が15日、ロシアの駐中国大使に対し、関係者の処罰や、被害にあった中国人への賠償などを求めた。
事件の詳細を伝えた15日付の中国系香港紙・文匯報によると、工事現場でパスポートを持っていなかった中国人らを取り調べようとした警官に対し、仲間の中国人が抗議したのが発端。警官側は、建築現場にいた中国人約170人を銃や警棒で殴り、うち二十数人に重傷を負わせた上、中国人の宿舎から現金計3万ルーブル(約12万円)と約7000元(約9万円)を奪ったという。
イルクーツクには3〜4万人の中国人が建築工事や伐採に従事しているという。
(2005/5/15/20:40 読売新聞 無断転載禁止)